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2007年8月22日 (水)

コンプライアンス

「○い恋人」で知られる北海道の製菓会社が賞味期限の改ざんをして、

大騒ぎになっているのはみなさんもご存知かと思います。

また少し前には北海道で○ート○ープ社の偽装事件も記憶に新しいと思います。

これらの事件が立て続けに発生し、社会問題となっていますが、

そのたびによく出てくる言葉として

「コンプライアンス」という言葉があります。

「コンプライアンス」とは日本語では「法令遵守」として訳されることが多く、

企業活動において法規のみならず、社会的規範や企業倫理を守ることをも意味します。

企業がこういった「コンプラインアンス」違反を犯すことは

いつの時代でもあることなのですが、

マスコミの影響力も強くなった現代においては、

その企業にとって大きなダメージを受けることになります。

先にあげた○ート○ープ社は自己破産申請しましたし、

リコール隠しで騒がれた○菱自動車は今だに売上不振に陥っています。

建築士による構造計算偽装による事件も記憶に新しいところで、

被害にあわれた方は人生設計が狂ってしまったことと思います。

ここ福井でも公共事業にからむ談合事件が以前あり、

関係した建設業者の一部は倒産しました。

現代の情報社会ではこういった「コンプライアンス」違反を犯すと

売上不振、社会的信用力の低下があっという間に広がり、

特に中小企業は再起不能となる例が少なくありません。

経営者はおそらく好き好んで法令違反を犯すつもりはなくとも、

自社の売上拡大をはかって行動にでてしまったのだろうと思いますが、

その行動が法令違反になるとは知っていたか知っていなかったかにかかわらず、

そういった行動が結果的に「コンプライアンス」違反になるのであれば、

社会的制裁を加えられるのは致し方ないと思います。

企業活動や企業経営もルールに基づいたものでなければ

なんでもアリの社会になってしまい、混乱を引き起こします。

企業は社会を構成する一部分であり、

また経営者は自身が社会的責任を多大に負っていることを

自覚しなければなりません。

私はこのたび税理士となりましたが、

税に関する法律の専門家として活動する以上、

社会的な責任を強く感じています。

税法や会計法規のみならず、様々な法令や規律を遵守したうえで、

お客様のお役にたちたいと思っています。

高間勝徳

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